イラスト制作時にターゲット層によってイラストのタッチを調整しています。ターゲット層を意識したタッチのイラストを描くことについてのお話です。

ターゲットを意識してイラストを描く

情報を伝える相手は年齢・生活環境など様々です。
学生、社会人、子育て中の方、初心者やプロなど。イラストを描く際になるべくターゲットが誰なのかを把握します。ターゲット層を詳しく設定できない場合、幅広い層向けとして伺います。

イラストのタッチを使い分ける

タッチには様々な種類がありますが、大まかに分けると柔らかいタッチと固いタッチがあります。

柔らかいタッチのイラストは、分かりやすさや温かい印象につながります。初心者向けの説明で知識より親近感を伝えたい、日常の切り取りなど共感を引き出すような目的の時に制作します。

固いタッチのイラストは、ストレートに情報を伝えたり権威性を持たせたい時に。専門的な内容や、BtoB向け、ビジネス関連の社会人向けの情報など、真面目な雰囲気の印象を与えたい時にオススメです。ストレートに情報をイラストで表現する時にご検討ください。

どちらかを選ばなくてはいけないわけではなく、この2つのどちら寄りかを意識してお話を伺っています。

タッチを決める時のポイント

ターゲットを把握しタッチを決める際には、どのような点をチェックしているのか、タッチを決める時のポイントについて解説します。

・年齢
年齢はイラストのタッチを決める際の重要な指標の1つです。年齢によって好まれるタッチは異なるため、商品やサービスがどの年齢層を対象としているものなのかを把握させて頂きます。

・性別
性別によって好まれるタッチは変わってきます。そのため、性別もタッチを判断する際の重要な視点と考えています。極端な例ですが、少年漫画と少女漫画では絵柄に違いがあり、これは男女の好みが反映されているものと捉えています。

・ライフスタイル
イラストで共感を引き出す際にはターゲットのライフスタイルも重要なポイントです。ターゲットはどのような生活を送り、何に親しみを感じるでしょうか。子育て向けの主婦に向けたイラストなら子供のちょっとした可愛い仕草に、キャリア思考の社会人なら共感ではなく端的な情報の視覚化、といったイメージです。

タッチの描きわけ

まとめ

ターゲット層に合わせてタッチを使い分けることについて解説しました。明確な線引きはありませんが、年齢や性別、ライフスタイルなどを踏まえてターゲット層やそれに適したイラストタッチがあり、そこからあまりにも離れていると違和感を感じるイラストとなります。

コンテンツを見た方が「自分に関係ある内容かどうか」判断する時に、その人にとってどのようなイラストタッチがしっくりくるのか。情報の刺激が多い現在で、ひと目でわかる、シンプルな表現に努めています。

イラストタッチを使い分け「〇〇をわかりやすくしたい」というご要望に伝える相手や内容によってイラストタッチをご提案しています。
お話を聞くと「わかりやすくしたい」というご希望にもBto B案件の硬めのイラストが向いているものや、初心者向けの親しみやすいイラストが向いているものなどがあります。
お話を伺い、イラストの目的に合わせたイラスト制作を心がけています。