先日、元NHKアナウンサー福井一恵さんの「アナウンサー流“きき脳会話術”コミュニケーション研修」 をうけました。

ロジャー・スペリー博士 右脳・左脳

右脳と左脳とハーマンモデル

右脳と左脳の働きが違う、というのはとても有名な話ですね。右脳は映像、感性や直感をつかさどり、左脳は論理的、数字や計算が得意、といったことです。

そこにもう一つ切り口を加えた見方があります。ハーマンモデル理論というのですが、右脳・左脳に加え、感情をつかさどる脳と合理的な働きをする脳、という見方を加えます。

ポール・マクリーン博士 三位一体型脳

この分類で、「自分のきき脳がわかる」というのです。

自分のきき脳がわかる→自分のとらえ方・人との関わり方のくせに気づく→自分のまわりの人のきき脳がわかる→相手が伝えたかったことが理解しやすくなる

すると

コミュニケーションが変化していい関係に!!

ちょっとしたパラダイムシフトを感じました。
この講座は前もってアンケートをし、自分のきき脳を調べた上で講座に参加します。

分類は4つ
Aタイプ=論理・理性脳
Bタイプ=堅実・計画脳
Cタイプ=感覚・友好脳
Dタイプ=冒険・創造脳

印象に残った話は、「感覚・友好脳の人は商談以外の世話話も大事なコミュニケーションととらえ、挨拶も大切にします。一方で論理・理性脳の人は違ったとらえ方を持っているのです。」

  • Cさんは毎朝Aさんに挨拶しますが、Aさんの態度はそっけないもの。CさんはAさんが自分を嫌いなのだと思い、Aさんと過ごす時間が苦痛でした。

このCさんは感覚・友好脳(社交的で共感性が高く人間関係を重視しているタイプ)で、Aさんは論理・理性脳(論理的で原理原則を大事にするビジネスライクなタイプ)。ふたりは大事にしている価値基準が違います。

人

これを聞いた時、「あ、あの、いつも返事がそっけない〇〇さんは挨拶を重視していなかっただけかもしれない」と、私の中で過去のちょっとした出来事の解釈の変化が起きました。

このAさんBさんタイプに加え、堅実・計画脳と、冒険・創造脳というタイプがあり、ひとつに絞られるわけではなく偏りを調べるのですが、私は「冒険・創造脳+感覚・友好脳」が強い右脳タイプでした。口癖は「~ですよね」「とりあえず…」が多く、「現実的に」「決めといて」と言われるとストレスを感じるらしく…けっこう当たっています。
 

コミュニケーションのとり方は人それぞれだとわかってはいても、自分とあまりにもずれているとそこに悪意を感じ取ってしまうものです。
そういった違うタイプが集まったチームは生産性が低く、似たタイプが集まると生産性が向上するそうです。しかしもっと向上する方法があります。

違うタイプが集まり、それぞれを理解しあってそれぞれの強みを活かすという方法です。これらの4つのタイプはそれぞれ得意不得意があり、4つが補完関係にあるチームが最も良いチームなのです。

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きき脳会話術